芋焼酎の世界
1、芋焼酎の造り方
                  (米麹、芋麹) (芋を加える)
洗米・浸漬・蒸米  製麹  一次仕込  二次仕込  
蒸留  貯蔵  瓶詰め
2、芋焼酎の歴史 芋焼酎の一大産地である鹿児島にさつま芋が作られるようになったのは約300年前からです。焼酎造りはそれ以前から米を原料に少量作られていたそうです。
火山灰で覆われたシラス台地の鹿児島では麦や米といった穀物が非常に育ちにくく貴重で高級な作物だったようです。
東南アジアから伝わったさつま芋は、そのやせたシラス台地に適した作物ですぐに鹿児島での栽培が広がり、貴重な作物になりました。
江戸時代に入り、当時の島津藩が芋焼酎造りを奨励したのをきっかけに急速に芋焼酎が広がり現在まで鹿児島の地酒として庶民に親しまれているようです。
3、芋焼酎に使用されるさつま芋の品種 黄金千貫…でんぷん質が豊富で焼酎造りや食品加工にも広く使われている品種。現在、鹿児島の栽培面積の半分以上を占める。

ジョイホワイト
…平成6年に誕生した新しい品種。
でんぷん質が多く、焼酎の原料として品種改良された。

紅東(さつま金時)
…焼き芋として最も多く使われている品種。

ベニハヤト
…βカロチンを多く含む為、中身は鮮やかなオレンジ色で菓子やアイスクリームなど幅広く使われている。

ベニサツマ
…早掘り用の品種として適している。青果用として鹿児島では最も多く栽培されている。

種子島紫…鹿児島の中でも最も古くから栽培されている紫芋の在来種

種子島ろまん…紫芋の中では、甘味が強く加工用としても適している。

綾紫
…赤ワインで知られるアントシアニンという、紫色の色素が多く含まれる。
4、芋焼酎の産地 芋焼酎のルーツは鹿児島にあります。それによって芋焼酎の産地は日本国内で限られた場所でしか生産されていません。
鹿児島全土で作られていますが、奄美諸島だけが例外(黒糖焼酎の産地)です。
宮崎県の南部、都城や日南地方はかつて芋焼酎造りを奨励した島津藩の支配下にあり、当然芋焼酎造りが盛んです。
伊豆諸島に芋焼酎造りを伝えたのは八丈島へ流された丹宗正右衛門という人だそうです。伊豆諸島では当時芋焼酎が主流でしたが、現在は麦焼酎や麦焼酎とブレンドされた芋焼酎が主流になっています。


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